わたしをたどる物語

あーるちゃんの雑記

熊木杏里さんの「私をたどる物語」という歌があります。先日、ある弾き語りの方にこの曲を教えたところ、歌ってくれると言ってくれました。

詞は武田鉄也さん。2番の歌詞を書き出してみます。

髪を切られた少女が1人
鏡の前で泣いてる
母が憎いと声を震わせ
自分を悔しくにらんでる
違う自分に生まれていたら
違う自分になれたという
だけど、やっぱり君が悪いよ
そしたら君はいなくなる
さぁ鉛筆しっかり握りしめ
自分と言う字を書くのです
白いノートの私とだけは
ずっと仲良くするのです
君しか書けないその物語
自分と言う名の 物語

この歌を始めて聞いた時、自分の少女時代を思い出して涙が出ました。

幼い頃、大人たちに不当だと思われる抑圧を受けながら、生れ落ちる場所を選べなかった不公平さを呪った。でも、今思い返せば、親の懐の中で庇護されていた。あの時期というものが、どんなに幸せだったかということが分かる。
子供は成長して、やがて大人になるけど、それはもういやおうがなしに、トコロテン式に、自分の力とは別の大きな力によって押し出されてしまう。
ほんとうは、大人になんて、なりたくなかった。でも、本当の意味の自由って大人にならないと手に入らない。経済的にも精神的にも、1人でちゃんと立っていられないうちは自由なんてかりそめのものでしかない。あたしだって、まだ自由なんて手に入れてない。

だから、不自由であることに文句をいう権利なんてないと思ってる。それに、その不自由は、あたしが望んで手に入れたのだから。

大人になるってことは、自由になれる可能性もあるけど、自分で自分の好きな「不自由」を選べるってことでもある。

 

・・ってことになるのかなw ちょっとうまく表現できないけれど。

R.d

HAKUNA Liveで22時から時々配信。 ID:7adcwk8ae96o33

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